安田記念は、穴党にとって狙い目のＧ１です。
なぜならば、安田記念は人気薄の出走馬が数多く馬券対象になっているＧ１だからです。
ただし、普通に競馬予想をしているだけでは、穴馬をピックアップすることは簡単ではありません。
今回は、安田記念の穴馬を見つける方法を、ご紹介します。
前走３着馬を狙え
安田記念の穴馬を見つけ出すためには、前走の着順に注目することは重要です。
なぜならば、過去の安田記念で馬券対象になった穴馬の中には、前走着順が3着の出走馬がたくさん含まれているからです。
競馬予想を行う上で、前走着順は能力の高さや調子の良し悪しを判断する重要なファクターのひとつです。
そして、着順が上であればあるほど、能力が高く調子がよいと判断するのが、競馬予想のセオリーです。
しかし、競馬の着順を決める要素は、能力の高さや調子のよさだけではありません。
馬場適正やコース適正、レース展開なども、競馬の着順に大きな影響を与えるのです。
また、3着という着順は、競馬予想をする上では微妙な着順です。
なぜならば、勝ち馬や2着馬に比べ能力面で低い評価をすべきなのと同時に、適正や展開などにより「負けて強し」というような競馬をしている可能性も考えられるからです。
このため、競馬予想において3着という着順は、思わぬ人気の盲点になる可能性の高い着順といえます。
そして、安田記念の過去データを見る限り、その傾向が特に顕著なのです。
前走のレースとして具体的な重賞としては、読売マイラーズカップや京王杯スプリングカップなど、安田記念の前哨戦の重賞が挙げられます。
安田記念の穴馬を見つけ出すためには、前哨戦のレース内容ではなく、着順に注目することが重要でしょう。
前年の安田記念で凡走したリピーターを狙え
安田記念の穴馬を見つけ出すためには、前年の安田記念で凡走した出走馬に注目することが必要です。
なぜならば、前年の安田記念で凡走した出走馬の中には、翌年の安田記念で巻き返しに成功しているタイプが少なくないからです。
一般的にリピーターレースは、過去同じレースで馬券対象になった馬が再び馬券対象になることと考えられています。
なぜならば、過去馬券対象になった時期やコースで競馬ができることは、発揮することができる能力が適正によって大きく影響を受けるタイプにとっては、非常に有利だからです。
しかし、安田記念においては、一般的なリピーターレースにありがちな傾向は見受けられません。
むしろ、前年馬券対象になった出走馬は、翌年の安田記念では凡走するケースの方が多いのです。
そういった意味において、安田記念が行われる東京競馬場芝1600メートルは、適正よりも能力が問われるコース形態なのかもしれません。
安田記念の穴馬を見つけ出すためには、前年の安田記念の成績に惑わされないことが重要でしょう。