馬券購入する前に、必ず考えなければならないこととは?



「どんな馬券の買い方をすれば、儲かるのか?」



これは、競馬予想を楽しんでいる方であれば、

誰でも一度は考えてみたことのあるテーマだと思います。



昔に比べ、馬券の種類も多くなってきているので、

馬券の買い方だけでなく、どの種類の馬券を買ったらいいのか、

迷っている人も多いかもしれません。







「馬連を、買っていれば当たっていたのに・・・」



「3連複でなく、3連単で勝負すれば、万馬券だったのに・・・」



「やっぱり、単勝1点勝負でよかったんだよ・・・」






こんな思いが、馬券の買い方を、ますます混乱させてしまいます。







でも、

このような思いというのは、あくまでも結果論であって、

事前に知ることなどできないわけです。



結果的に、こうだったからといって、

それを事前に何か対処することなどできなわけです。







そもそも、

馬券の買い方で迷っているような人は、

残念な人だと、私は思います。



なぜならば、

正しい馬券の買い方など、厳密にいえば存在しないからです。




ありもしないものを求め続けて、迷っている、

そんなことは無駄以外の何物でもないと私は思うわけです。







例えば、予想の段階で対象馬を5頭に絞り込んだとします。



馬券の買い方として、ある人は、ボックス買いをするべきだと言い、

別の人は、1頭軸で買うべきだと言ったとします。



あなたはどちらが儲かる馬券の買い方だと思いますか?







ボックス買いをすべきだと考える人にとって、

1頭軸の馬券の買い方は、縦目を喰らって悔しい思いをする可能性が高い、

リスクの高い馬券の買い方だと思えるかもしれません。



1頭軸で馬券を買うべきだと考える人にとって、

ボックス買いは、買い目が多すぎる無駄な馬券の買い方に

感じるかもしれません。



どちらが、正しいのでしょう?



どちらの方が儲かるのでしょう?







これには、答えは無いんです。



つまり、あなたが正しいと思った方が儲かる馬券の買い方である、

ただそれだけなんです。



どのような馬券に買い方でも、

必ずメリットとデメリットがあります。



さきほどのボックス買いと1頭軸の例でいえば、

買い目が多くなればなるほど、的中する確率が高くなりますが、

購入資金が必要になるという特徴があります。



この特徴は、言い換えれば

馬券に買い方における原理原則です。



買い目が多くなったにもかかわらず、

的中する確率が低くなることは

基本的にはありえません。



しかし、どちらの買い方が儲かるかという問題については、

そこに原理原則は存在しません。



ある人は、ボックス買いの方が儲かると考え、

別の人は、1頭軸で馬券を買う方が儲かると考える、

つまり、すべての結果は馬券を買う人の解釈によるものなんです。







では、馬券の買い方を考えることに、意味はないのでしょうか?



馬券の買い方を工夫することに、意味はないのでしょうか?



私は、馬券の買い方を工夫すべきだと思います、

馬券の買い方を考えるべきだと思います。



馬券の買い方を考えることは重要で有意義なことですが、

馬券の買い方を迷うことほど、無意味なことはないと言いたいのです。







では、なぜ、考えることは有意義で、迷うことは無意味なのでしょう。



考えるということは、

これまでの結果をふまえ、自分の中である仮説を立て、

それが有効なのかを検証し、その検証結果をまた活かしていく

というプロセスです。



それに対し、迷うということは、

一言で言えば、思考停止状態です。

どうしていいのか、自分では答えを出すことができないため、

外部に答えを求め、ウロウロしているような状態です。







はじめのうちは、

迷うという選択肢を考えてみることもあるかもしれません。



「迷う<->考える」というプロセスを行ったり来たりすることによって、

何か新しいものが生まれる可能性も否定しません。



しかし、儲かる馬券の買い方に原理原則など存在せず、

馬券を買うあなたの解釈である以上、

その答えは自分の外側ではなく、あなた自身の中にしかないわけです。







では、あなた自身の解釈を絶対的なものだと考えるためには

いったいどうするべきなのでしょう。




それは、自分で考えてみるしかないと、私は思います。



しかし、自分で考えるということは、

すべて自分でゼロからスタートしなければならないという

意味ではありません。



ゼロからスタートする方法は、非効率で時間も必要です。







では、どのようにして自分で考えるべきなのでしょう。



自分で考える力をつけるために、

過去、あなたと同じ疑問を抱き、思考や行動を続けている人の

経験を参考にするべきです。



思考や行動を続けている人というのは、

自分なりのスタイルや考え方が自然と磨かれていきます。



「継続は力なり」とか、「好きこそものの上手なれ」とか

これは、競馬予想に限ったことではないのかもしれませんね。



だから、そのスタイルや考え方を前提にしつつ、

自分のスタイルや考え方を磨いていくことが

最も効率的で賢い馬券の買い方の見つけ方だと、私は思います。







これは、馬券の買い方で実績のある人の

考え方をパクれと言っているのではありません。



なぜならば、

その馬券の買い方は、その実績のある人にとっての

正しい馬券の買い方であって、あなたにとっての正しい

馬券の買い方ではないからです。



馬券の買い方を参考にするのは、

馬券の買い方を真似するためではありません。



賢く、効率的に自分にとって正しい馬券の買い方を見つけるために、

本来自分で作るべき馬券の買い方についての前提条件を

すでに実績のある人の馬券の買い方を参考にすべきだということなんです。







繰り返しになりますが、

馬券の買い方に正解はありません、原理原則はありません。



自分の競馬予想スタイルに合う馬券の買い方を見つける、

ただそれだけです。



答えは、自分の内側にあるのですから、

自分の外側に答えを探しても、結局のところ、迷うだけです。



実績のある人の思考や行動を真似びつつ、

自分の内側に問いかけながら考えていく、

これが、儲かる馬券の買い方だと私は思います。







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