単勝2倍以下の単勝を買い続けると、どういう結果になるのか?

「単勝2倍以下の単勝を買い続けたら、どうなるのか?」気になったことはありませんか?

これが、過去5年間の単勝2倍以下の馬のデータです。

均等買いをした場合、的中率は46.9パーセント、回収率は77パーセントです。

では、逆に単勝50倍以上の単勝を買い続けたら、どうなるのでしょう?

こちらも同じように調べてみました。

こちらは、的中率0.6パーセント、回収率は53パーセントです。

この数字を見て、あなたはどんなことをイメージしたでしょうか。

単勝50倍以上よりも単勝2倍以下の方が儲かるんだ、なんて思ったのであれば、あなたは残念な人です。

なぜならば、オッズだけで競馬予想をすることは、あまり意味が無いからです。

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なぜオッズが下がることを喜ぶのか

そもそもオッズというのは、払い戻し期待値の逆数です。

期待値が高ければ、オッズは下がるし、逆に、期待値が低ければオッズは上がります。

不思議なことに、競馬予想をする人の中には、自分の軸馬が1番人気だったり、オッズが下がったりすると安心する人がいます。

確かに、オッズの低い方が、馬券対象になりやすいという統計的なデータはありますが、今回のレースはその統計どおりになるとは限りません。

払い戻し金額が下がり、回収率が下がっているのに、馬券が的中する可能性が高くなったように錯覚し、喜んでいる人を見ると、ホント可哀想な人に思えてきます。

自分の軸馬のオッズが高いということは、馬券が的中した場合配当が高くなるわけですから、本来であれば喜ぶべき現象です。

あなただけの視点で、あなただけの理論で大衆が気づかない軸馬を見つけることができたわけですから、それは、とても素晴らしいことなのです。

にもかかわらず、オッズが高いから軸じゃなくてヒモにしようとか、単勝で買うつもりだったけど複勝にしようとか、オッズに振り回された予想というのは、よく言えば状況に合わせた臨機応変な馬券の買い方とも言えますが、悪く言えば、自分の競馬予想に自信の持てない弱虫の馬券の買い方とも解釈することができます。

オッズは判断材料のひとつ

オッズは馬の能力とは何の関係もありません。

オッズが払い戻しの期待値の逆数である以上、オッズだけにとらわれていることは、つまり大衆の意見に流されているということです。

オッズは、リスクとリターンの判断材料として使うべきです。

株式トレードでいえば、買われ過ぎの状態なのか、売られ過ぎの状態なのかの指標として使うべきです。

売られ過ぎを買い、買われ過ぎを売る、これは株式トレードにおける大原則ですが、競馬予想においても同じです。

つまり、自分が買いたいと思った馬が売られ過ぎであれば馬券を買い、買われ過ぎだと思えば馬券購入を見送る、その判断材料としてオッズは使うべきです。

買われ過ぎだと判断し馬券購入を見送ったレースで、予想が的中すると、「やっぱり、馬券を買っとくべきだった」と言う人がいますが、それはあくまでも結果論です。

本当にそう思うのなら、一度すべてのレースを買ってみたらいいです(笑)

トリガミになっても馬券が当たって喜べる、楽しむだけの競馬予想をあなたがお望みなならば話は別ですが、買われ過ぎのレースで馬券を買うことがどれだけ非効率なのかが分かるはずです。

とにかく、オッズだけにとらわれることを、まず、やめてみてください。

自分がイメージしていたより、オッズが高ければ、不安に思うのではなく喜んでください。

少数派の思考で少数派の競馬予想をする。

競馬予想で勝っている人が、多数派なのか少数派なのか考えれば当たり前のことです。

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