馬券を買う時どんな買い方をすればいいのか?

今回は、馬券の買い方についていろいろとご紹介していきたいと思います。

馬券の買い方にはいろいろな方法があり、あなたもどんな買い方をするのがいいのか日々試行錯誤を重ねているとは思いますが、これからご紹介する基本的な考え方が何らかのヒントになれば幸いです。

最初に、基本的な買い方のルールをご紹介するつもりですが、本音をいえばルールを細かくご紹介することに意味があるのだろうかとも思っています。

というのも、買い方のルールは理屈で覚えるよりも実際に馬券を買ってみた方が理解するのが早いので、一応説明はしますが、適当にななめ読みしていただいても全く構わないので、その程度の説明だと思って読み進めてください。

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この記事の内容は、動画でもご覧になれます。

馬券の買い方のルールの紹介

それでは、買い方のルールを順に説明をしていきます。

最初は流し馬券です。

流し馬券は1つの馬番号を軸に、その他の馬券対象になりそうな馬番号と組み合わせで馬券を購入する買い方です。

具体例としては、馬番の1番を軸に相手が2番3番4番の場合、買い目としては1-2、1-3、1-4計3点が買い目となります。

次にご紹介するのが総流しです。

総流しは流し馬券において、軸にした馬からその他のすべての馬番を対象に馬券を購入する買い方です。

具体例としては、16頭立てのレースで軸が1番で馬連を購入した場合、1-2、1-3、1-4という形で買い目が増えていき、最終的には1-16までの計15点が買い目となるのが総流しの買い方です。

次は2頭軸と呼ばれている買い方です。

2頭軸は3連複と3連単が対象となります。

2頭の馬を軸にしてその他の馬券対象になりそうな馬番と組み合わせて馬券を購入する買い方です。

具体例としては1番と2番を軸に相手が3、4、5番で3連複でを購入した場合、、買い目として1-2-3、1-2-4、1-2-5計3点が買い目となります。

次にボックスという買い方です。

ボックスは馬番を3つ以上選び、その組み合わせの馬券すべてを購入する買い方です。

ボックスは軸という考え方がなく、すべての馬の重要度が同じになります。

たとえば1番から5番のボックス馬券の場合、1-2、1-3、1-4、1-5、2-3、2-4、2-5、3-4、3-5、4-5計10点の買い目となります。

フォーメーションとマルチについて

次は、フォーメーションという買い方です。

フォーメーションは馬単と3連単で使用する着順を指定して馬券を購入する買い方です。

具体例としては、馬番で1着固定で1、2番を指定し、2着固定で3、4、5番を指定してフォーメーションを購入した場合、1→3、1→4、1→5、2→3、2→4、2→5計6点の買い目になります。

フォーメーションは、着順を指定することが最大の特徴です。

じつは、フォーメーションは3連複においても存在します。

3連複におけるフォーメーションは3頭の組み合わせをそれぞれ個別に指定して馬券を購入する馬券の買い方です。

3連単や馬単のフォーメーションと3連複のフォーメーションの違いは、着順を指定するのか組み合わせのみを指定するのかということです。

具体例としては、1頭目に1番、2頭目に2、3番、3頭目に4、5番という組み合わせにした場合、1-2-4、1-2-5、1-3-4、1-3-5計4点の買い目が3連複のフォーメーションになります。

最後にマルチです。

マルチは3連単のみに適用される買い方で、1,2,3着3つの着順が入れ替わった場合でも馬券的中となるように馬券を購入する買い方です。

具体例としては1番を1着固定2,3番を2着固定、4番を3着固定とした場合、通常の3連単を購入した場合では1→2→4と1→3→4の2通りの買い目となりますが、これをマルチにした場合、1→4→2、1→3→2、4→1→2、3→1→2、4→2→1、3→2→1、2→4→1、3→4→1、2→1→4、3→1→4という買い目も加わり計12通りの買い目となります。

ここまで、いろいろな買い方のルールをご紹介してきましたが、おそらくこの説明だけでは理解することは非常に難しいはずです。

JRAのホームページでは「マークカードシミュレーター」という馬券の買い方をシミュレーションできる便利な機能があるので、いろいろと頭で考えるより、とりあえず試してみることをおすすめします。

最適な馬券の買い方とは

これまでご紹介してきた買い方のルールを踏まえた上で、どの買い方が最も有効なのか、どの買い方で買うべきなのかという話になっていくわけですが、まず、買い方が対立する要素を考えてみると、軸流しなのかそれともボックスで買うべきなのか、馬単とか3連単などの順番を指定する単系馬券なのかそれとも馬連や3連複のように組み合わせだけを当てる連系馬券なのか、3連単の場合フォーメーションがいいのかそれともマルチの方がいいのかなどがあげられます。

最初に、軸流しとボックスどちらかいいのかについてですが、回収率と的中率のバランスを取るといった意味において、人気馬の場合は軸流し、人気薄の場合はボックスというのが基本的な考え方です。

もちろん人気薄からの軸流しもアリですし、逆に人気馬をボックス買いしても間違っているわけではありませんが、初心者が競馬予想を楽しみためには、この買い方がおすすめです。

また、「馬券を買う時どの馬券の種類を選んだらいいのか?」の中で、初心者の方が最初に馬券を買う場合には、単勝複勝を選ぶべきだと説明しています。

そして、この単勝や複勝からの発展形として馬連、3連複、3連単などの馬券を買うことを考えた場合には、必然的に単勝や複勝を買う時と同じ要領で軸馬を決めることになるのでボックスではなく軸流しで買うべきです。

次に、単系馬券なのか連係馬券なのかや、マルチなのかフォーメーションなのかについては、自分の予想の結果を買い方に反映することが非常に大事です。

自分の予想の結果を買い方に反映することをわかりやすい例で言えば、軸にする馬が能力や実績が抜けていて勝ちきる可能性が高いと自分の予想において考えるのであれば、馬券は単勝、馬単、など単系の馬券を買うべきですし、3連単であればフォーメーションの1着固定の馬券を買うべきです。

逆に、勝ちきるのはどうかと考えるものの、馬券対象になる可能性が非常に高いと考えるのであれば、単系ではなく馬連や3連複など連係の馬券、または3連単であればマルチを選択するような考え方です。

自分の競馬予想の考え方や結果が明確になっていない場合、買い方がいい加減になったり人の意見に流されがちですが、自分の予想スタイルに自信や根拠があるのならば、それを自己主張としてしっかりと馬券の買い方に反映させるべきです。

やってはいけない馬券の買い方

また、やってはいけない買い方も合わせてご紹介します。

やってはいけない買い方とは、オッズに流される買い方です。

具体的な例を1つ挙げると、たとえば圧倒的な1番人気を軸にする場合、トリガミになるのを嫌って買い方を変えたり買い目を絞る買い方です。(ちなみに、トリガミとは馬券が的中したにもかかわらず配当額が購入額を下回ることで、たとえば馬券を1,000円購入して配当が700円となるケースをイメージしていただければと思います)

トリガミを回避する方法としては、均等買いではなくオッズに合わせた買い方をするのも1つの方法です。

その方法でトリガミを回避できるのであれば、それもアリとは思いますが、できないからといって買い目を変えたり相手を絞ったりというのはさきほどご紹介した自分の予想結果を馬券に反映する考え方においては本末転倒です。

オッズに合わせて馬券を買うということは、言い換えればオッズというすべての競馬ファンの人気投票の結果に自分の考え方を合わせていく予想スタイルになるだけであり、もしオッズによる予想スタイルが正しいと考えるのであれば、そもそも自分の予想スタイルといったい何なんだ、というような話にもなりかねないので、やはり基準とするのはオッズではなく自分の予想結果だということになります。

そして、自分の予想結果を基本に考えるのであれば、もし自分の馬券の買い方がトリガミになる可能性があれば、そのレースの馬券の購入を見送るのも選択肢の1つです。

すべてのレース何が何でも買いたいという人は別ですが、そうでなければ見て楽しむだけのレースがあってもいいんじゃないかなというのがこの考え方です。

この考え方を受け入れられない人はもちろんいるとは思いますが、私たちには馬券を買う権利もあれば買わない権利もあることは覚えておくべきです。

まとめ

以上が馬券の買い方に関する基本的な考え方になります。

馬券の買い方というと、「この買い方が一番儲かります」というようなルールみたいなものを期待していたのであれば今回ご紹介した内容は期待を裏切ることになりますが、即効性の高い法則やルールは短期間しか使うことができません。

つまり、長い間使える馬券の買い方というのはテクニックでなはく、そのてテクニックのもととなる考え方が重要だということです。

また、長期的に使える馬券の買い方は、あなたの競馬予想スタイルや考え方によって変化するのが当然であり、逆に変化しなければ、それはあなたの成長が止まっていると考えるべきです。

今回ご紹介した内容を、馬券の買い方を見極める材料としてあなたの中に落とし込み、実際の買い目に活かしてみてください。

短期間で成果を得ることは難しいかもしれませんが、長期的に使える馬券の買い方になるはずです。

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