「芸能人格付けチェック」という番組をご存知ですか？
1本数十万円するワインと1本数千円のワインを飲み比べたり、超高級松阪牛とスーパーの特売品の牛肉のステーキを食べ比べたりして、どちらが高級品なのかを芸能人が予想する番組です。
面白いもので、食べ比べた直後の発言というのは、みなさん、自信がみなぎっています。
いろいろなウンチクを言ったり、過去の経験談を語ったり、いかに自分の主張が正しいかを、いろいろな表現方法で説明しています。
その後、同じ主張をした者同士、同じ部屋に集まって、出演者全員の予想が終わった後で、ＭＣが正解を伝えに正解の部屋のドアを開けるのですが、そこまでの過程の中でもいろいろなやりとりが行われ、出演者の心理状態の変化が興味深く、面白いです。
1本数十万円するワインと1本数千円のワインを飲み比べたり、超高級松阪牛とスーパーの特売品の牛肉のステーキを食べ比べたりして、どちらが高級品なのかを芸能人が予想する番組です。
面白いもので、食べ比べた直後の発言というのは、みなさん、自信がみなぎっています。
いろいろなウンチクを言ったり、過去の経験談を語ったり、いかに自分の主張が正しいかを、いろいろな表現方法で説明しています。
その後、同じ主張をした者同士、同じ部屋に集まって、出演者全員の予想が終わった後で、ＭＣが正解を伝えに正解の部屋のドアを開けるのですが、そこまでの過程の中でもいろいろなやりとりが行われ、出演者の心理状態の変化が興味深く、面白いです。
何が正しくて、何が間違いなのか
基本的に多数派の部屋は盛り上がり、少数派の部屋は何となく元気がありません。
自分と同じ考え方を共感できた方が、うれしいですし、数の多い方が信頼度が高いと感じるのでしょう。
しかし、時にその状況が一変する場合があります。
それは、どれだけ多数派の場合でも格付けの失敗を続けていた人が自分と同じ部屋に入ってきた時です。
過去、ハズしていた人と自分が同じ考え方だった場合、「もしかしたら、今回は多数派でも、ハズす可能性が高いのかも・・・」、という不安が頭をよぎります、
「さっきまで、あれほど自信満々に主張していたウンチクがもしかしたら、とんだ勘違いだったかも・・・」、と、自信満々だった自分が恥ずかしくなったりもします。
でも、本当の答えは、その部屋にいる出演者には分かりません。
少数派であろうが、多数派であろうが、正解は分かりません。
そして、正解発表の時、正解の部屋のみドアが開けられ、ＭＣが部屋に入ってきます。
正解者の部屋は歓喜に包まれ、不正解の部屋の出演者は落胆します。
特に興味深いのは、少数派の主張が正解だった時です。
多数派の意見が正解だった時は、見ている側もあまり意外性はありません。
「やっぱり、そうか」というような感じになります。
しかし、少数派の主張が正解だった時には、「えっ、何で」とか「えっ、本当に？」とか言いたくなります。
なぜならば、そこに意外性が存在するからです。
出演者のリアクションも、少なからずそんな感じがします。
人によってリアクションは違いますが、少数派の主張が正解だった時、「何をお前ら、今まで偉そうに言ってたんだよ」とか、「本物の価値は、やっぱり一流にしか分からないんだよ」とか、今まで少数派でツラい思いをしてきたことのうっぷんを晴らすような言動は、見ていて気持ちがいいですし、何より愉快です。
自分と同じ考え方を共感できた方が、うれしいですし、数の多い方が信頼度が高いと感じるのでしょう。
しかし、時にその状況が一変する場合があります。
それは、どれだけ多数派の場合でも格付けの失敗を続けていた人が自分と同じ部屋に入ってきた時です。
過去、ハズしていた人と自分が同じ考え方だった場合、「もしかしたら、今回は多数派でも、ハズす可能性が高いのかも・・・」、という不安が頭をよぎります、
「さっきまで、あれほど自信満々に主張していたウンチクがもしかしたら、とんだ勘違いだったかも・・・」、と、自信満々だった自分が恥ずかしくなったりもします。
でも、本当の答えは、その部屋にいる出演者には分かりません。
少数派であろうが、多数派であろうが、正解は分かりません。
そして、正解発表の時、正解の部屋のみドアが開けられ、ＭＣが部屋に入ってきます。
正解者の部屋は歓喜に包まれ、不正解の部屋の出演者は落胆します。
特に興味深いのは、少数派の主張が正解だった時です。
多数派の意見が正解だった時は、見ている側もあまり意外性はありません。
「やっぱり、そうか」というような感じになります。
しかし、少数派の主張が正解だった時には、「えっ、何で」とか「えっ、本当に？」とか言いたくなります。
なぜならば、そこに意外性が存在するからです。
出演者のリアクションも、少なからずそんな感じがします。
人によってリアクションは違いますが、少数派の主張が正解だった時、「何をお前ら、今まで偉そうに言ってたんだよ」とか、「本物の価値は、やっぱり一流にしか分からないんだよ」とか、今まで少数派でツラい思いをしてきたことのうっぷんを晴らすような言動は、見ていて気持ちがいいですし、何より愉快です。
賞金や地位とは違うメリットとは？
しかし、この番組は正解したからといって賞金を貰えるわけではありません。
また、正解したからといって何か特別な地位な名誉を与えられるわけでもありません。
にもかかわらず、出演者全員が、真剣に自分の主張を行い、正解すると本気で喜び、ハズれると本気で悔しがっているのです。
そこにあるのは、お金や名誉ではなく、自分の主張が正しいか、正しくないか、それだけにもかかわらず、出演者全員が、本気で喜び、本気で悔しがっているのです。
番組による演出がゼロであるとは言い切れませんが、そうだとしても、ある意味どうでもいいことに情熱を傾け、自分の意見を押し通しているのです。
正解したから何かを得られるわけでもなく、ハズしたから何かを失うわけでもないのに、出演者全員が、本気で喜び、本気で悔しがっているのです。
では、いったい、そこに何かあるのか？
それは、自分の主張が正しかったことに対する喜びです。
不確定なものを自分の思考によって、手に入れたことに対する喜びです。
そこには、金銭的なメリットはありません、目に見えるメリットもほとんどないでしょう。
でも、正しければ嬉しいのです、正解すれば喜びたくなるのです。
不確定な事象に対し、自分の主張を押し通した結果、その主張が認められ、評価され、ハズれた人からは羨望の眼差しで見られる。
そこには、目に見える価値はないかもしれませんが、その人の生き方や考え方が評価されているのです。
また、正解したからといって何か特別な地位な名誉を与えられるわけでもありません。
にもかかわらず、出演者全員が、真剣に自分の主張を行い、正解すると本気で喜び、ハズれると本気で悔しがっているのです。
そこにあるのは、お金や名誉ではなく、自分の主張が正しいか、正しくないか、それだけにもかかわらず、出演者全員が、本気で喜び、本気で悔しがっているのです。
番組による演出がゼロであるとは言い切れませんが、そうだとしても、ある意味どうでもいいことに情熱を傾け、自分の意見を押し通しているのです。
正解したから何かを得られるわけでもなく、ハズしたから何かを失うわけでもないのに、出演者全員が、本気で喜び、本気で悔しがっているのです。
では、いったい、そこに何かあるのか？
それは、自分の主張が正しかったことに対する喜びです。
不確定なものを自分の思考によって、手に入れたことに対する喜びです。
そこには、金銭的なメリットはありません、目に見えるメリットもほとんどないでしょう。
でも、正しければ嬉しいのです、正解すれば喜びたくなるのです。
不確定な事象に対し、自分の主張を押し通した結果、その主張が認められ、評価され、ハズれた人からは羨望の眼差しで見られる。
そこには、目に見える価値はないかもしれませんが、その人の生き方や考え方が評価されているのです。
自分の主張が認められる喜び
私の競馬予想の楽しみ方も、この番組と同じです。
競馬で儲けることができれば、それは大変嬉しいことではありますが、それだけが目的で競馬予想を続けているわけではありません。
競馬予想の楽しみ方の本質は、そこに主張があり、自分が経験し考えた思考があることです。
賞金に目が眩み、人の答えをパクったり、正解を盗み見たりして、何かを手に入れたとしても、そんな生き方が美しい生き方といえるでしょうか。
主張が正しいからこそ、賞金が手に入るんです、主張が認められるからこそ、嬉しいし、楽しいんです。
あなたは、競馬の楽しみ方を見失っていませんか？
目的は、お金や儲けだけではないはずです。
競馬で儲けることができれば、それは大変嬉しいことではありますが、それだけが目的で競馬予想を続けているわけではありません。
競馬予想の楽しみ方の本質は、そこに主張があり、自分が経験し考えた思考があることです。
賞金に目が眩み、人の答えをパクったり、正解を盗み見たりして、何かを手に入れたとしても、そんな生き方が美しい生き方といえるでしょうか。
主張が正しいからこそ、賞金が手に入るんです、主張が認められるからこそ、嬉しいし、楽しいんです。
あなたは、競馬の楽しみ方を見失っていませんか？
目的は、お金や儲けだけではないはずです。