重賞レースの傾向を調べる時、注意すべきポイントとは?

重賞レースの予想をする時、過去のデータから傾向を調べたことはありますか?

「レース名+傾向」のキーワードで検索すると、いろいろなデータを確認することができますが、情報を鵜呑みにしているだけでは、思わぬ落とし穴が待ち受けている場合があります。

重賞データに潜む落とし穴、3歳クラシックのステップレースのひとつである神戸新聞杯を例にご紹介します。
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同じ重賞でも、条件が異なる場合がある

神戸新聞杯は2005年まで、阪神芝2000メートルで行われ、翌年2006年は中京芝2000メートル、2007年以降は阪神芝2400メートルで行われています。

そして、重賞レースのデータは、過去10年のレースをまとめて傾向を調査していることが多いのですが、ここで、ある疑問が浮かんできます。

同じ重賞レースとはいえ、競馬場や距離が異なるレースのデータをまとめ、傾向として導き出したところで、いったいどんな意味があるでしょう。

中京競馬場と阪神競馬場は、そもそも周回方向が異なります。(中京:左回り、阪神:右回り)

そして、阪神競馬場芝2000メートルのデータは改修前の古いコース、現在のコースが同じ傾向だとは、必ずしも言い切れません。

また、現行の阪神芝2400メートルは改修前には存在しなかった外回りコース、直線が長く、改修前のコースと求められる適性が明らかに異なります。

競馬予想は数字遊びではありません

データを数字遊びとして予想を組み立てるのであれば、条件の変化は気にする必要はありません。

しかし、「なぜ、このような傾向になるのだろう?」とデータの意味を考えた上で予想を組み立てるのであれば、こんないい加減な過去10年のデータはぜったいに参考にすべきではありません。

過去10年間のデータを参考にするくらいなら、2007年以降のデータ、もしくは阪神外回り芝2400メートルのデータを参考にする方が満足のいく競馬予想ができるはずです。

そして、この事実に気づくことができず数字遊びの傾向を鵜呑みにして予想を組み立てている人は、本当に可哀想な人です。

ホームページ上に公開されている重賞データには、数字遊びのデータや傾向があることを覚えておいてください。


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