宝塚記念は、春のG1シリーズを締めくくる重要なレースです。
毎週競馬予想を楽しんでいる競馬ファンにとっては、馬券を的中させ、夏競馬に向けいい形で春競馬を締めくくりたいはずです。
ただし、宝塚記念の過去データを見る限り、宝塚記念はあまり万馬券狙いに適したレースとはいえません。
つまり、馬券を的中させて春競馬を締めくくるためには、極端な万馬券狙いは、あまりおすすめできないということです。
このため、これからご紹介する宝塚記念万馬券狙いのポイントは、参考程度に眺め、もし馬券を買うにしても押さえ程度にしておいてください。
まあ、私みたいに馬券がハズれてもあまり気にならない競馬予想の楽しみ方ができる人は話は別ですが・・・。
では、今回も全力でご紹介していきますので、よろしくお願いします。
近走好走していても、実績面で軽視されているタイプを狙え
宝塚記念は、ファン投票によって出走馬が選ばれることもあり、G1の常連ともいえる実績馬が多く出走するG1です。
このため、宝塚記念の競馬予想はファン心理も手伝い、競走馬の「格」ともいえる、これまでの実績に注目してしまいがちです。
しかし、宝塚記念で高額配当を演出する出走馬の多くは、格よりも「調子」のいい馬です。
つまり、実績面では有力馬に見劣るものの、前走重賞で勝ち鞍をあげていたり、馬券対象になっている馬が、好調をキープしたまま宝塚記念に出走し、低評価を裏切り馬券対象になっているのです。
競馬予想では、応援する馬と馬券対象にする馬が同じである必要はありません。
宝塚記念で万馬券を狙うためには、ファン心理の盲点となる、実績はなくても勢いのある出走馬を狙う割り切りが必要でしょう。
マイルからの距離延長馬に注意
宝塚記念は阪神芝2200メートルで行われることもあり、中距離重賞で活躍している馬が多数出走するG1です。
しかし、宝塚記念で穴をあける出走馬の中には、前走マイルで馬券対象になった馬も存在します。
マイルで馬券対象になった馬が大幅な距離延長となる宝塚記念に出走した場合、一般的には「距離適性が不安・・・」とか「ペースが遅くてかかってしまうのでは・・・」などと、不安要素なかりに注目してしまいがちです。
しかし、一般的に不安要素と考えられている大幅な距離延長にもかかわらず、あえて宝塚記念に出走してくるということは、何らかの意図や隠された自信があると判断することができるのです。
また、今回ピックアップした穴馬の2頭はともに牝馬というのも、興味深い傾向です。
宝塚記念の出走馬の中にマイルからの距離延長馬がいたら、牡馬か牝馬かについても注目してみた方がよいでしょう。