ほとんどの3歳牝馬にとって、オークスは未知の存在です。
なぜならば、オークスは東京競馬場2400メートルで行われるG1であり、ほとんどの3歳牝馬はにとって2400メートルという距離はこれまで経験したことのない距離だからです。
このため、オークスの競馬予想をする際には、これまでの競争成績だけにとらわれない競馬予想が功を奏す可能性が高いといえます。
今回は、オークスの穴馬を見つける簡単な方法を、ご紹介します。
1勝馬を狙え
オークスの穴馬を見つけるためには、出走馬の勝利数に注目することが必要です。
なぜならば、オークスで高配当馬券を演出する穴馬の中には、たった1勝しかしていない実績面で見劣る馬が多く存在しているからです。
オークスに出走する1勝馬というのは、つまり新馬戦や未勝利戦しか勝つことができていない馬です。
このため、2勝馬はもちろん3勝馬が多く出走するオークスでは、実績面であきらかに見劣る存在です。
しかし、競走馬の中には、相手が強くても弱くても相手なりにしか走ることができないタイプがいます。
つまり、相手が強くても弱くても相手なりにしか走ることができない1勝馬は、どれだけ実績面で見劣ったとしても相手なりに走り、オークスでも馬券対象になる可能性が考えられるのです。
フローラステークスで馬券対象になった馬を狙え
オークスの穴馬を見つけるためには、桜花賞出走組以外の出走馬に注目することが重要です。
なぜならば、過去のオークスのデータを確認すると、桜花賞ではなくオークスを目標に仕上げた穴馬の激走を見つけることができるからです。
桜花賞が芝1600メートルで行われるG1であるのに対し、オークスは芝2400メートルで行われます。
そして、桜花賞は右回りである阪神競馬場で行われるのに対し、オークスは左回りである東京競馬場で行われます。
つまり、桜花賞とオークスでは、求められる適正がまったく異なるのです。
また、フローラステークスは4月の東京開催で行われる重賞です。
つまり、フローラステークスに出走するということは、同じ4月に行われる桜花賞には出走しないということを意味します。
そして、フローラステークスはオークスと同じ東京競馬場で行われる重賞であり、オークスに出走する馬にとって、事前に東京競馬場でのレースができることは大きなアドバンテージです。
つまり、フローラステークスに出走するということは、桜花賞に出走しない分だけ、オークスだけを目標に万全の状態に仕上げることが可能なのです。
にもかかわらず、多くの競馬ファンは、フローラステークス組よりもG1である桜花賞組が実力上位であり馬券対象になる可能性が高いと思い込んでしまいがちです。
しかし、過去のデータを見れば、穴馬として最適なのは、桜花賞出走組ではなくフローラステークス出走組なのです。
東京競馬場で行われる3歳牝馬のレースとしては、重賞のフローラステークス以外にもオープン特別のスイトピーステークスがあります。
オークスの穴馬を見つけるためには、桜花賞の成績ではなく、左回りへのコース適正や2400メートルの距離適性を考慮した競馬予想が効果的といえるでしょう。