武蔵野ステークスは、チャンピオンズカップの前哨戦として重視されている重賞です。
チャンピオンズカップが行われる中京競馬場と同じ左回りの東京競馬場で行われることもあり、関連性が非常に高いといえますが、左回りへの適正は穴馬を見つけ出すための重要なヒントでもあります。
また、武蔵野ステークスの穴馬の中には地方競馬で活躍した馬も少なくありません。
今回は、武蔵野ステークスの穴馬を見つける方法を、ご紹介します。
フェブラリーステークス好走馬を狙え
武蔵野ステークスの穴馬を見つけるためには、フェブラリーステークスの成績に注目することが重要です。
なぜならば、フェブラリーステークスで好走した馬は、たとえ、その後成績が思わしくなくても、武蔵野ステークスで巻き返し、馬券対象になっている例が少なくないからです。
武蔵野ステークスで穴をあけたフェブラリーステークス好走馬その1
武蔵野ステークスで穴をあけたフェブラリーステークス好走馬その2
武蔵野ステークスで穴をあけたフェブラリーステークス好走馬その3
武蔵野ステークスが行われる東京ダート1600メートルは、左回りでスタート地点が芝コースという特徴を持つコース形態です。
このため、ダート適正以外にも、左回りへの適正や、芝コーススタートによるスタートダッシュの適正も問われます。
そして、フェブラリーステークスは武蔵野ステークスと同じ東京ダート1600メートルで行われるG1です。
つまり、フェブラリーステークスで好走した馬は、東京ダート1600メートルへの適正が高い馬であり、まったく同じコースで行われる武蔵野ステークスでも好走する可能性が高いと判断できるんです。
厩舎サイドも東京ダート1600メートルへの適正があると分かっていれば、武蔵野ステークスをピークの状態にするため、前走を仕上がり途上で使う可能性も十分考えられます。
馬柱を眺めて、たとえ近走の成績が思わしくなかったとしても、フェブラリーステークスで好走した馬は、最大限の注意を払う必要があるでしょう。
盛岡、船橋競馬場好走馬を狙え
武蔵野ステークスの穴馬を見つけるためには、地方競馬の成績にも注意することが必要です。
なぜならば、フェブラリーステークスの過去データを確認すると、盛岡競馬場や船橋競馬場で馬券対象になった馬が、武蔵野ステークスでも馬券対象になっているからです。
一般的に、地方競馬のダートは中央競馬のダートより重いといわれています。
また、コース形態も小回りで器用さが求められると考えられています。
このため、競馬予想をする競馬ファンの多くは、中央競馬の成績を重視し、条件の異なる地方競馬の成績を軽視します。
しかし、武蔵野ステークスの競馬予想においては、盛岡競馬場や船橋競馬場で馬券対象になった馬が、武蔵野ステークスでも馬券対象になっている以上、軽視することはできないんです。
盛岡競馬場や船橋競馬場は、武蔵野ステークスが行われる東京コースと同じ左回りです。
武蔵野ステークスで好走するためには、右回りの中央競馬で好走するよりも、東京コースと同じ左回りの地方競馬で好走することの方が重要である可能性が高いでしょう。