アルゼンチン共和国杯は、G1の谷間に行われるレースです。
このため、G1ばかりに注目している競馬ファンにとっては、あまり馴染みのない重賞かもしれませんが、ジャパンカップや有馬記念の競馬予想のためには見逃すことができないのも事実です。
ただし、アルゼンチン共和国杯は、ハンデ重賞ということもあり、ジャパンカップや有馬記念で活躍する馬が順当に勝つわけではないことも興味深いポイントです。
今回は、アルゼンチン共和国杯の勝ち馬に共通する傾向を、ご紹介していきます。
条件戦を勝ち上がって間もない勢いのある馬を狙え
アルゼンチン共和国杯を含むハンデ重賞は、条件戦を勝ち上がったばかりの馬に有利です。
なぜならば、実績がない分、軽ハンデの恩恵にあずかる可能性が高いからです。
また、アルゼンチン共和国杯に出走する実績馬の中には、天皇賞秋を除外され、翌週のアルゼンチン共和国杯を仕方なく選択し、ローテーションに狂いの生じた馬も少なくありません。
つまり、実績馬に比べ、ローテーション的にも、条件戦を勝ち上がって間もない馬は有利なんです。
条件戦を勝ち上がってから間もなくアルゼンチン共和国杯を勝利した馬その1
条件戦を勝ち上がってから間もなくアルゼンチン共和国杯を勝利した馬その2
条件戦を勝ち上がってから間もなくアルゼンチン共和国杯を勝利した馬その3
条件戦を勝ち上がってから間もなくアルゼンチン共和国杯を勝利した馬その4
条件戦を勝ち上がってから間もなくアルゼンチン共和国杯を勝利した馬その5
競走馬が好調を持続できる期間は、決して長くはありません。
アルゼンチン共和国杯の勝ち馬を見つけ出すためには、実績上位の馬よりも、今が「旬」の馬を見つけることが重要でしょう。
京都大賞典や札幌記念などで、ひと叩きしている馬を狙え
天皇賞秋やジャパンカップ、有馬記念など秋のG1戦線に比べ、アルゼンチン共和国杯は格下のハンデ重賞です。
このため、G1では好走することが難しい馬にとっては、アルゼンチン共和国杯が秋競馬の最大目標であるケースが少なくありません。
仮に、アルゼンチン共和国杯が秋競馬の最大目標だとすれば、その前のレースでひと叩きした上で、勝負してくるのが競馬の常道です。
つまり、ぶっつけでアルゼンチン共和国杯に出走してくる馬は、その後のジャパンカップや有馬記念が最大目標であるのに対し、事前に京都大賞典や札幌記念などで、ひと叩きしている馬は、アルゼンチン共和国杯で勝ちを意識した騎乗をする可能性が高いんです。
京都大賞典や札幌記念などでひと叩き後、アルゼンチン共和国杯を勝った馬その1
京都大賞典や札幌記念などでひと叩き後、アルゼンチン共和国杯を勝った馬その2
京都大賞典や札幌記念などでひと叩き後、アルゼンチン共和国杯を勝った馬その3
京都大賞典や札幌記念などでひと叩き後、アルゼンチン共和国杯を勝った馬その4
京都大賞典や札幌記念などでひと叩き後、アルゼンチン共和国杯を勝った馬その5
ひと叩きが目的のレースで、凡走している馬は、人気が落ちる分馬券的にも配当妙味のある馬になります。
特に、僅差で負けているにもかかわらず着順が悪い、着差と着順にギャップがあるタイプは、絶好の狙い目といえるでしょう。