シンザン記念は3歳重賞の中では、波乱要素の多いレースです。
過去のデータをチェックしてみても、毎年のように穴馬が台頭しています。
そして、穴馬のデータを比較していると、人気の盲点ともいえる狙いどころが見えてきました。
今回は、誰でも簡単に見分けられるシンザン記念の穴馬の傾向を、ご紹介します。
1勝馬を狙え
シンザン記念で穴をあける出走馬の多くは、1勝馬です。
つまり、未勝利勝ちし、500万条件の身分でシンザン記念に出走し、馬券対象になっているのです。
確かに、1勝馬は実績面では、重賞で好走しているような実績馬には見劣るかもしれません。
そして、実績を重視するい競馬予想において軽視されるのは当然のことでしょう。
しかし、未勝利勝ちの身分で重賞に挑戦させる厩舎や馬主には、必ず何かしらの思惑があるはずです。
厩舎や馬主の思惑がどんなものなのかは、馬券を買う競馬ファンは知る術はありませんが、たとえ1勝馬でも十分に通用すると判断し、重賞挑戦してくる可能性は否定できないのです。
また、この時期の3歳馬の中には日に日に著しい成長を遂げているタイプもいます。
そして、逆に早熟で成長力に乏しいタイプがいるのも競馬の現実です。
シンザン記念で穴馬券を狙うためには、早熟タイプの実績馬よりも成長著しい1勝馬を狙うべきでしょう。
レース経験豊富な出走馬を狙え
シンザン記念で穴をあける出走馬の多くは、レース経験が豊富です。
つまり、レースの経験値では重賞で好走しているような実績馬よりも上回っている可能性が考えられるのです。
一般的に、クラシックレースに出走するような3歳馬は、勝つべきレースで確実に勝利をもぎ取ることができるため、この時期あまりレース経験が豊富ではありません。
そして、レースを使えば使うほど疲労が蓄積し上積みがないと考えられているため、新馬戦から多くにレース経験を重ねた出走馬は馬券を買う競馬ファンから敬遠させるのは当然のことでしょう。
しかし、過去のシンザン記念のデータを見る限り、シンザン記念出走前に5戦以上のレースに出走した馬が穴をあけ、馬券対象になっているのは紛れのない事実です。
つまり、シンザン記念の穴馬券を的中させたければ、競馬の一般常識ではなく過去のデータから浮かび上がるレース経験豊富な出走馬を狙うべきなのです。
シンザン記念までに5回競馬を経験し、穴馬となった2013年の出走馬
シンザン記念までに6回競馬を経験し、穴馬となった2012年の出走馬
シンザン記念までに5回競馬を経験し、穴馬となった2011年の出走馬
シンザン記念までに6回競馬を経験し、穴馬となった2009年の出走馬
シンザン記念の穴馬を探す時には、馬柱の長さに注目しましょう。
馬柱の長さが長いほど、シンザン記念での穴馬の資格を満たしているといえるでしょう。