誰も教えてくれなかった、競馬で稼ぐ意味とは

あなたは、競馬で勝つために、どんな競馬の勉強をしていますか?

競馬で稼ぐということはどういうことなのか、イメージしてみたことはありますか?

もし、回収率100パーセントを超えることが競馬で稼ぐことだと考えているのであれば、「競馬で稼ぐ」というあなたの願望は、それほど本気ではないのかもしれません。
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競馬を商売にたとえてみると

まず、競馬で儲けるということを、商売でイメージした場合、どのようなことが考えられるでしょう。

商売で儲けるということは、売り上げがすべての経費よりも上回っていることが、前提条件となります。

ここでいう経費とは、仕入れ費用、給与、販管費、税金、管理費などすべての支出のことです。

つまり、商売で儲けるためには、諸々の経費を上回る売り上げが必ず必要になるわけです。

では、商売でいう売り上げは、競馬に置き換えると、いったい、何になるのでしょう。

そうです、売り上げというのは「配当」です。

では、同じように経費とはいったい何でしょう。

パッと、頭に浮かぶのは、馬券の購入代金ですが、実際の経費はそれだけではありません。

そして、ここで考えなければいけないのは、回収率100パーセントということは、馬券の購入金額に対し、配当が100パーセントだということで、馬券以外諸々の経費は、回収率にはまったく加味されていないということです。

「儲ける」ということは、自分が投資したものに対し、投資した以上のリターンを得ることです。

投資するものには、お金だけでなく、手間や知恵やその他の付加価値も当然含まれるべきです。

つまり、経費というのは、馬券購入金額だけでなく、その他の投資したものも含まれなければ、そもそもおかしいわけです。

税制上、認められるか認められないかは別として、お金の出入りだけで考えれば競馬予想に必要な競馬新聞も経費です。

競馬場やウインズに出かける交通費も経費です。

そして、競馬予想をするあなたのアイディアや時間も経費です。

それら諸々の経費を補った上で、利益が出ているのであれば、そこで初めて儲かっているといえるのです。

あなたは、税金を払うつもりですか?

しかし、まだまだ問題は続きます。

以前「競馬の税金についての記事」でも紹介した馬券の配当に対する課税の問題です。

PATでは馬券の購入履歴が残ってしまうので、窓口で馬券を買えばいいじゃないか、と思うかもしれませんが、はっきり言ってしまえば、それは脱税です。

脱税をしている以上、いつ課税や逮捕されてもおかしくないわけですし、そもそも、そんな後ろめたい気持ちで競馬予想をすることにいったいどんな意味があるのでしょう。

本気で商売をしている人で、税金のことを考えていない人はほとんどいないはずです。

税金を支払うことを前提として、商売の仕組みを考えているはずです。

つまり、前提条件として税金のことを考えなければ、それは、その程度の真剣さだということです。

競馬で儲けることを考えておきながら、実際、競馬で儲かったらどのようにになるのかイメージできない単なる夢物語に過ぎないのです。



「競馬で100万円、稼ぎました」

  • これは配当金額なのか、それとも利益なのか?
  • 1日なのか、1年なのか、10年なのか?
  • 1人でなのか、10人でなのか、100人でなのか?
  • 税引前なのか、税引き後なのか?
  • 100万円を手にするために、どれだけの時間、お金を使ったのか?
  • 100万円を手にするまでの最大損失額、的中率、回収率は?



このフレーズを目にして、競馬で儲けることをそれほど真剣に考えていない私でも、これだけの疑問が浮かんでくるわけですから、もし、あなたが真剣に競馬で儲けることを考えているのなら、もっともっと、いろいろな疑問が浮かんでくるはずです。

そして、これらの疑問に対する自分なりのイメージも持てるはずです。

これは、競馬予想に限ったことではありませんが、人というのは、自分がイメージした範囲の中でしか、行動することができません。

つまり、より具体的にイメージができなければ、そこに到達することは困難になるでしょうし、到達したとしても、イメージと違う環境に戸惑うことになるだけです。

「競馬予想で儲けたい」それを目標にしたり、夢を描いたりするのは結構なことですが、真剣に儲けるということを目標にするのであれば馬券の購入金額と配当のお金の出入りを考えるだけでなくそのまわりに見え隠れするいろいろな環境のことも考えるべきです。

競馬で稼ぐという戯言

ほとんどの人は競馬で儲けると、口では言っていたとしても、それは、しょせん趣味のレベルであり、お遊びです。

言い換えれば、馬券が外れてお金を失う恐怖感に対する、自己防衛や自己正当化の類でしかないわけです。

本気で競馬で儲けている人は、大きなリスクをとっています。

競馬で利益を出している人の多くの年間回収率が、回収率120パーセント前後と仮定した場合、年間400万利益を出すためにどれくらいのお金を馬券購入に投じなければならないか考えてみれば普段どれくらいのリスクにさらされながら、馬券を購入しているのか、イメージすることができるでしょう。

趣味やお遊びのつもりで始めた競馬予想が、馬券が外れてお金を失う恐怖感を制御することができず、本気で競馬で儲けることを自分勝手にイメージし、気がつけば取り返しのつかない結果になることは、決して珍しいことではありません。

夢を描くのは自由ですが、どんな結果になろうとも、その責任はすべて自分が受け入れなければならないのです。

お金を失う恐怖感を拭うことができなければ、まずは、お小遣いの範囲内で競馬予想を楽しむべきです。

失っても感情を揺さぶられない範囲内で馬券を買って、競馬予想のテクニックを磨き経験を重ねることで恐怖心に対するメンタルを鍛えるべきです。

ダラダラとテレビを見る時間があれば、競馬予想に関する情報をインプットしてみる。

馬券を買うお金に余裕があれば、半分だけでも、競馬予想のインプットに投資して、勝ち組の思考を手に入れる。

いまあるスキルだけ、いまある情報だけ、いまある環境だけで、夢を描いてみても、得られる結果は大きく変わりません。

そこにあるものを刈り取るだけでなく、未来のために種を蒔いて、大きく育てる。

植物でも、人間でも、原理原則は同じです。


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