重賞連覇する馬が多い3つの理由

重賞レースの馬柱を見ると、昨年の覇者とか昨年このレースの2着馬の出走が多いと感じたことはありませんか。

しかも、興味深いことにこのような馬は近走の成績がパッとしない場合でも、意外と馬券対象になり穴をあけているケースも目にします。

なぜなのでしょう、単なる偶然でしょうか?

今回は、私なりに考えてみた重賞連覇する3つの理由をご紹介したいと思います。
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事実なのか思い込みなのか

まず最初に思い浮かぶのは、コース適正です。

洋芝巧者とか中山巧者とか、個性の強いコース形態の場合には求められる適正も当然高くなるわけなので、昨年の覇者とか昨年このレースの2着馬が再び好走してもまったく不思議ではないわけです。

また、その特徴を把握している厩舎もこのレースを目標に仕上げてくる可能性があるとも考えられます。

そう考えれば、凡走した前走は調整のためとか予定通りとも解釈することができるので、個性の強いコース形態への適性が高い馬の場合には近走が凡走続きだったとしても注意が必要です。



逆説的には、「話題になっているからそう感じているだけ」という解釈もできます。

これは、カラーバス効果と言われ、自分が意識している情報ほど無意識に自分の中に取り入れようとする現象のことです。

つまり、昨年の覇者とか昨年このレースの2着馬とかを意識すればするほど、実際にその馬が再び馬券対象になった時、より強く印象に残るということです。

重賞連覇が多いというのは、事実なのかそれともカラーバス効果によるものなのか、本当のところはそれぞれのレースデータを分析してみないと分かりませんが、このようなバイアスがかかる可能性があることは覚えておくべきです。

適性は距離やコースだけではありません

最後の理由は、季節による体調の変化です。

「夏は牝馬」という競馬の格言がありますが、競走馬によっては冬に調子がいい馬、夏に強い馬など季節によって成績が大きく異なるタイプがいます。

そして、一部の例外を除き重賞レースはほとんど同じ時期に行われています。

ということは、同じ時期に行われる重賞において、競走馬によっては季節による優位性があることも考えられます。

適性というと距離のやコースに注目が集まりやすいのですが、季節による優位性はかなり強力です。

なぜならば、季節による優位性は、競馬場やコースを問わないからです。

季節による優位性、意外と盲点だと思うので、覚えておいてください。



では、対象馬の優位性がコースによるものなのか、季節によるものなのか、どのように判別すべきなのでしょう。

その答えは簡単です、過去の競争データで馬券対象になった時期を確認するだけです。

つまり、特定の季節に好走していれば季節による優位性ですし、特定のコースであればコースによる優位性だということです。

もちろん、優位性はどちらかひとつとは限りません。

それぞれの優位性が重なった場合、相乗効果となりさらに強い優位性となるでしょう。

重賞連覇する馬が多い理由には、適正が大きく関係しています。

その適正にもコースと季節があり、相乗効果の可能性もあることを覚えておいてください。


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