馬券が的中したにもかかわらず、トリガミだとついついガッカリしていませんか。
でも、トリガミなんて可愛いものです。
競馬場で最終レースが近づくと、トリガミよりも損をする馬券の買い方をしている人をよく見かけます。
どんな馬券の買い方なのか、分かりやすくご紹介します。
馬券を買わない選択肢
たとえば、単複を50パーセントずつ購入するのが馬券の買い方のルールだったとします。
そして、自分の狙い馬のオッズが単勝6.0倍、複勝1.6倍だったとします。
複勝だけしか的中しないと、トリガミになってしまう。
こんな時、あなたはどのような馬券の買い方を選択するべきだと思いますか。
最も効率的な馬券の買い方は、馬券を買わないことです。
トリガミになるリスクがあるのであれば、そのリスクを回避するのが最も有効な方法でしょう。
競馬は今日で終わるわけではありませんし、もっと条件のよいレースも見つかるはずです。
わざわざ条件の悪いレースで馬券を買う必要性はありません。
トリガミを受け入れる方法
とはいっても、予想したレースの馬券を買わずにいることは意外と難しいものです。
トリガミになる可能性はあるといっても、自信があればついつい買いたくなる気持ち、私も経験あります。
もし、そこで迷っているのであれば、トリガミ覚悟で馬券を買うのもひとつの方法です。
結果的に複勝だけ馬券が的中しトリガミになったとしても的中は的中です。
先程もご紹介したとおり、競馬は今日で終わるわけではありませんが、まったく馬券が当たらず競馬場を後にするのと、トリガミでも馬券が的中して競馬場を後にするのとでは、気分は全然違うはずです。
また、トリガミを覚悟して馬券を買ったからこそ、結果的に高配当を的中することができたというケースもあるかもしれません。
つまり、トリガミの可能性があるからといって、トリガミになることが決まっているわけではないのです。
そういう考え方ができれば回収率と的中率のバランスをとるという意味においても、期間が長くなればなるほどトリガミは受け入れやすくなります。
最悪の馬券の買い方
最悪なのが、馬券の買い方を変えてしまうことです。
馬券の買い方を変えることは短期的にはメリットがあるかもしれませんが、長期的にはメリットはありません。
なぜならば、馬券の買い方を変えることは自分の競馬予想のスタイルがブレることだからです。
もし、もともとオッズによって変化する流動的な馬券の買い方がルールであれば、買い方を変えることは当然のことでしょう。
しかし、今回のケースでは単複を50パーセントずつ購入するというルールを設けているにもかかわらず、トリガミになる可能性があるからといって買い方を変えるのは、結果的に自分の競馬予想スタイルを否定することと同じです。
長期的にメリットが無いと言ったのは、儲かるとか損するとかそういった次元の低い話ではありません。
自分の決めたことを自分で守れないようであれば、競馬予想に限らず何をやっても長期的にうまくいくはずなどないということです。
感情に揺さぶられて自分のルールを破ることはクセになります。
クセになればなるほど、その感覚は麻痺していきます。
そして、自分のルールを破ることは何が正しくて何が間違っているのかの判断規準を失うことですから、結局のところ自分の感情に支配されやすくなるわけです。
競馬で財産を失う人の特徴
競馬で財産を失う人の多くが、自分の感情に支配されている人です。
そして、残念なことに自分が感情に支配されていることにすら気付けなくなっているか、気付いたとしてもやめられなくなっている人を競馬場で見かけると、他人事ながらなんとも言えない気持ちになります。
勝っても負けても自分の決めたことは自分で守る。
この心構えができなければ、残念ですが競馬予想に向いているとは思えません。
トリガミよりも損をする馬券の買い方、それは自分の感情に振り回される馬券の買い方です。