厩舎データを見る時の基本的な考え方

競馬予想において厩舎データは、直接レースに関与する要素でないため、競走馬データや騎手データに比べ軽視されがちです。

しかし、成績を見てみると年間数十勝をあげる名門厩舎が存在する一方でわずか数勝しかあげられない弱小厩舎があることが事実である以上、競馬予想において厩舎データは有益な情報になるはずです。

今回は、厩舎データを見る上での基本的な考え方をご紹介します。
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何のための厩舎データが必要なのか

まず、厩舎データを見る上で最初に意識すべきことは、厩舎データを見る目的です。

単なる豆知識として厩舎データを覚えたいという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの方は競馬予想に役立てるために厩舎データを見たいと考えているはずです。

ということは、逆から見れば厩舎データの中でも自分の競馬予想スタイルに関係の無いデータは見る必要がないということです。

つまり、すべてを覚える必要はないということです。

競馬予想は知識やデータが多ければ有利と考えている方が多いのですが、それは大きな間違いです。

データが多ければ有利なのではなく、使える有益なデータが多ければ有利なのです。

そして注意すべきなのは、たとえばAさんにとって有益なデータだとしても、Bさんにとっては必要のないデータである可能性があるということです。

データは活かしてこそ初めて価値を生み出すことができるので、使う人や使い方によって価値が大きく異なることを覚えておいてください。

厩舎データには使える傾向と使えない傾向がある

また、厩舎データを競馬予想に活かす方法の基本となるのは、「傾向を見つけ出すこと」です。

各厩舎は、それぞれ特徴のある仕上げ方や調教パターンがあります。

そして、そのパターンはレース成績を競馬場、コース、距離、ローテーションなどの項目で分類すると、データとして特徴が表れてきます。

このデータをあなた独自の切り口で分析し、競馬予想に活かしていくわけです。

この活用法の根拠となるのは、過去起こったことは未来も起こるという前提です。

つまり、その傾向を構成する要素に変化があってはならないわけです。

そう考えると、もしこのその要因や環境に変化が生じた場合には、どれだけはっきりとした傾向だとしても、将来的に使い物にはなりません。

つまり、変化が起きやすい要因は競馬予想に活かしてはならないということです。

厩舎データを競馬予想に活かす時には、傾向の有無だけに注目するのではなく、傾向が変化するリスクがどれくらいあるのかについても考慮する必要があるといえるでしょう。


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