エリザベス女王杯で軽視したい人気馬の傾向とは

エリザベス女王杯は、比較的固めのレースです。

つまり、馬券的中の可能性を高めるためには、人気馬の馬券を買う必要があるということです。

とはいえ、人気馬の馬券ばかりを買っていては、馬券は的中したとしても収支はマイナスとなる、いわゆるトリガミの状態となってしまいます。

つまり、エリザベス女王杯で儲けるためには、人気馬を軽視することも必要なのです。

では、エリザベス女王杯で軽視できる人気馬には、どのような傾向があるのでしょう。

今回は、エリザベス女王杯で軽視したい人気馬の傾向について、考えてみたいと思います。

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牡馬との競馬で凡走し、消耗した馬は軽視

エリザベス女王杯で人気になる出走馬の中には、牝馬同士でなく牡馬との競馬で実績を残している強者もいます。

しかし、同じ重賞でも牝馬限定重賞と牡馬混合重賞では、レースの激しさやペースの速さに雲泥の差があるため、牝馬のレースに慣れた馬が混合重賞に出走した場合、消耗度が激しく疲労が抜けきれないことが考えられます。

一般的に、牡馬混合重賞に出走した牝馬は、これまで経験したことのない激しい競馬を経験することにより、能力が開花するケースもあると考えられていますが、エリザベス女王杯に出走する人気馬においては、能力を開花させる可能性よりも消耗し疲労が抜けきれない可能性が高いと考えることができます。

つまり、エリザベス女王杯の人気馬の中で、前走牡馬混合重賞に出走し激走した馬は、軽視した方が得策なのです。

2013年のエリザベス女王杯で凡走した人気上位馬

2012年のエリザベス女王杯で凡走した人気上位馬

もちろん、この傾向は100パーセント完全なものではありません。

しかし、馬券の配当妙味を考える上では、人気上位馬を取捨選択する上で重要な要素のひとつになるはずです。

エリザベス女王杯において、前走牡馬混合戦を使った人気馬は配当妙味のない出走馬です。

そして、上位人気に推されれば推されるほど、その傾向は強くなることでしょう。

秋華賞が状態のピークの3歳牝馬は軽視

エリザベス女王杯に出走する3歳馬の中には、3歳牝馬クラシックの1冠である秋華賞で好走した勢いそのままに、エリザベス女王杯に出走してくるタイプがいます。

秋華賞とエリザベス女王杯は同じ京都競馬場で行われるレースということもあり、秋華賞好走馬はエリザベス女王杯でも上位人気に推されることが多いのですが、秋華賞の好走馬がエリザベス女王杯で凡走することは決して珍しいことではありません。

2009年の秋華賞で好走後エリザベス女王杯で凡走した人気上位馬

2005年の秋華賞で好走後エリザベス女王杯で凡走した人気上位馬

まず、凡走の理由として考えられるのは、出走馬を管理する厩舎が秋華賞をピークに馬を仕上げている可能性です。

秋華賞は、3歳牝馬クラシック最後の1冠です。

桜花賞やオークスで惜しい競馬を繰り返しタイトルを取り損ねた陣営にとっては、何が何でも手に入れたいG1タイトルのはずです。

つまり、同じG1レースでも、古馬になってからでも手にすることができるエリザベス女王杯と3歳の時にしか手にすることができない秋華賞のタイトルでは、3歳牝馬を管理する陣営にとっては、価値がまったく異なるのです。

秋華賞がピークに仕上げた馬が、状態がさらに上向く可能性は極めて低いといわざるを得ません。

もちろん、もともと備わっている能力が高く、状態を維持したままエリザベス女王杯でも好走するタイプも少なくありませんが、馬券の配当妙味から見れば、積極的に狙えるタイプでないことは明らかです。

秋華賞がピークであったかどうかを見極める方法として最も分かりやすいのは、調教と場体重の関連性です。

たとえば、ピークを過ぎた馬に激しい調教を課すことは、故障の原因にもなりかねないため、自然と調教の本数を減らしたり追い方も軽めになります。

そして、通常、調教の本数を減らしたり追い方も軽めにした場合、通常馬体重は増加傾向にあるものですが、疲労が蓄積されている場合には、馬体重が増えることはあまりありません。

つまり、調教メニューと馬体重を関連付けて競馬予想することが、エリザベス女王杯に出走する3歳牝馬の取捨を決定する重要な要素になるのです。

また、仕上げのパターンに特徴のある厩舎の場合には、注意が必要です。

たとえば、叩き2走目はポカが多く、叩き3走目で好走する仕上げをする厩舎の場合には、馬柱のローテーションを注視する必要があります。

つまり、馬の状態だけでなく厩舎の思惑をイメージすることも、エリザベス女王杯の予想では重要なのです。

競馬予想において、人気馬を軽視するためにはそれなりの根拠が必要です。

競馬予想で勝つ可能性を高めるためには、人気馬を軽視する理由を探し人気薄を重視する理由を探す努力が必要でしょう。

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