過去のレース結果から浮かび上がる天皇賞春穴馬の傾向とは

京都競馬場芝3200メートルで行われる天皇賞春は、特殊なレースです。

なぜならば、3000メートルを超える重賞レースは年間を通じても数えるほどしかなく、距離適性や長距離レースの実績が未知数の中で行われるG1レースだからです。

とはいえ、距離適性を見極めることができれば、出走馬の取捨が比較的簡単に行うことができるレースと考えることもできます。

今回は、天皇賞春の穴馬攻略のポイントについて、考えてみたいと思います。

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これまで距離が足りなかった穴馬の激走

競走馬には、それぞれ距離適性というものが存在します。

そして、競馬のレースもそれぞれの馬の距離適性を考慮し、スプリンター、マイラー、ミドルディスタンス、ステイヤーなどいろいろな距離で行われています。

とはいえ、現在の競馬においてはダービーなどをはじめとする2000メートル前後のミドルディスタンスのレースが重要視されており、その他の距離のレースは同じG1レースだとしても軽視されがちで、ステイヤー適正の高い長距離戦においては条件戦などのレース数が少なくその傾向が顕著です。

ステイヤー軽視の傾向は、ステイヤー適正の高い馬にとっては不利な環境の中でレースに出走し続けることを意味します。

たとえば、2500メートル以上の距離で行われるレースは、馬券を買う競馬ファンにとっては、長距離戦とひとくくりにしてしまいがちです。

しかし、3000メートル以上のレースを得意とする馬にとって、2500メートルのレースは長距離戦とはいえ距離としては短く、適正が高いとは言い切れないケースも珍しくありません。

つまり、近走における2500メートル前後のレース実績は3000メートル以上のレースにおいては、競馬予想の参考ではなく邪魔になる場合もあるということです。

天皇賞春の競馬予想において、3000メートル以上の距離実績のみを重視することができれば、2007年11番人気で2着のエリモエクスパイア、2010年16番人気で3着のメイショウドンタクなどは、決して無印にはできないはずです。

京都競馬場のコース適正を重視

天皇賞春が行われる京都競馬場は、コース適正が問われるコースです。

天皇賞春において特に重要視すべきなのが、3コーナーから4コーナーにかけての下り坂。

この下り坂があることにより、一般的にズブいと呼ばれるエンジンのかかりの遅い馬でも、スムーズに加速をすることができます。

また、4コーナーから最後のゴール前最後の直線にかけても平坦なコースが続くため、下り坂で加速した勢いをそのまま持続することが比較的容易であり、下り坂をどれだけ上手く利用することができるかが、天皇賞春で好走する重要なポイントだといえます。

天皇賞春の競馬予想において、京都競馬場外回りコースのレース実績のみを重視することができれば、2011年7番人気で天皇賞春を制したヒルノダムールや2005年13番人気で天皇賞春を制したスズカマンボなどは、穴馬として狙ってみたい一頭になるはずです。

天皇賞春穴馬券攻略のヒント

上記の傾向を考慮した天皇賞春の穴馬情報は、メルマガでご紹介する予定です。

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