有馬記念の人気馬を簡単に無印にする方法

有馬記念の出走馬の中には、人気を裏切り凡走するケースが少なくありません。

なぜならば、有馬記念の人気はジャパンカップの結果に大きな影響を受けているからです。

ジャパンカップで好走し、有馬記念で凡走するタイプには共通点があります。

今回は、有馬記念の人気馬を簡単に無印にする方法をご紹介します。

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ジャパンカップが状態のピークの可能性

有馬記念で人気を背負って凡走する出走馬は、ジャパンカップが状態のピークだった可能性が考えられます。

つまり、ジャパンカップで好走したため、有馬記念でも上位人気に推されるものの、状態としてはすでにピークを過ぎているため、人気の高さとはうらはらに凡走してしまうのです。

ジャパンカップが行われる東京競馬場と有馬記念が行われる中山競馬場では、求められる適正が異なります。

なぜならば、東京競馬場はコースが広く競走馬としての本来の能力が求められるのに対し、中山競馬場は小回りコースのため器用さが求められるからです。

そして、東京競馬場は左回りなのに対し、中山競馬場は右回りのため左回りを得意とするタイプは中山競馬場よりも東京競馬場で行われるレースを目標に仕上げることは、陣営としては当然の選択です。

つまり、ジャパンカップで好走した出走馬の能力をそのまま鵜呑みにすることは非常に危険なのです。

中山競馬場外回りコースが苦手な2007年有馬記念の人気馬

前走ジャパンカップ2着後、有馬記念で凡走した2007年有馬記念の人気馬

ラストランで本当に状態を仕上げるのか

また、出走馬の中には有馬記念を引退レースとして選ぶケースも少なくありません。

このため、引退する出走馬に思い入れのある場合などには、馬券が当たる当たらないはともかくとして、これまでの感謝の気持ちを込め出走馬の馬券を購入したくなるのも、有馬記念の感慨深い特徴です。

とはいえ、有馬記念が終わった後、種牡馬や繁殖牝馬として活躍することを義務付けられている出走馬に、はたしてメイチの仕上げを陣営は行ってくるでしょうか。

もちろん、メイチの仕上げなどしなくても、本来備わっている能力や適正などで馬券対象になる可能性も否定しませんが、出走馬を管理する厩舎や馬主は、有馬記念の結果よりも有馬記念後について考えるウエートが大きいはずです。

とすれば、疲労の蓄積や故障のリスクをとってまで仕上げるのではなく、とりあえず無事に完走してくれと願うのは、当然のことでしょう。

つまり、有馬記念を引退レースとする人気馬の状態は、ある程度疑ってかかってみる必要があるのです。

有馬記念が引退レースとなり凡走した2011年有馬記念の人気馬

有馬記念が引退レースとなり凡走した2005年有馬記念の人気馬

3歳馬は疲労困ぱい

有馬記念には、菊花賞などで好走した3歳馬が出走してくるケースもあります。

しかし、有馬記念に出走する3歳馬は疲労が蓄積すいいている可能性を考えておかなければなりません。

3歳牡馬の秋のローテーションの王道といえば、神戸新聞杯などのステップレースを使った後、クラシックレース最後の一冠である菊花賞、もしくは距離適性を考え天皇賞秋に出走する形になるかと思います。

このローテーションの場合、有馬記念への出走時には休み明け4走目または5走目となっていることが多く、レースを使った上積みというよりは、状態を維持することが精一杯でしょう。

そして、天皇賞秋やジャパンカップなどに出走した3歳馬は、これまでの同世代との競馬とは異なる古馬との激しい流れのなかで、レースをしなければなりません。

このため、これまでの競馬よりも疲労の蓄積度が大きく、有馬記念では凡走してしまう可能性が高まるのです。

3歳で有馬記念に出走し凡走した2006年有馬記念の人気馬

3歳で有馬記念に出走し凡走した2004年有馬記念の人気馬

有馬記念は、比較的人気馬が好走する可能性が高いレースといえますが、1頭穴馬が突っ込んでくる可能性も高いレースといえます。

有馬記念の穴馬については「有馬記念の穴馬には、こんな共通点があった」を参考にしてみてください。

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